初めてのホームページ制作に!依頼前に準備しておくこと

「新しくホームページを作りたい」「はじめて制作会社に依頼したいけど何を準備しておけばいいのかわからない」「面談で何を聞かれるのか不安…」
そんな方に向けて、依頼前に考えておくべきポイントを4つのステップに分けてまとめました。

なぜ事前準備が重要なのか?

どんなホームページを作りたいのか、ぼんやりとしたまま面談に進むと、以下のような問題が発生しかねません。

  • 見積もりや提案内容にいまいちピンとこない
  • どの制作会社からの提案を選べばいいのか判断できない
  • 制作途中で方向性が変わり、追加費用が発生する
  • 期待していた成果が得られない

初回面談までに制作会社に伝える内容を考えておくことで作りたいホームページのイメージが具体的につかめ、制作会社からも的確な提案を受けやすくなります。
ホームページ制作を成功させるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

Step1. 必ず考える!制作依頼の根幹となるベースの部分

重要度: ★★★★★

ホームページを作る目的とターゲットを明確にする

最初に考えるべきことは、ホームページを作る目的とそのターゲットです。
つまり「ホームページを誰に見てもらって、何をして欲しいのか」ということです。

これは制作の方向性を決めるにあたって必須の部分となるのでじっくり時間をかけて考えましょう。

なぜ目的とターゲットが重要なのか?

ホームページを作る目的やターゲットによって、ホームページに必要な要素は大きく変わってきます。いくつかの例を下記に挙げてみます。

  • デザインの方向性(カラーテーマ、レイアウト、トーン)
  • 必要なコンテンツ(ページ構成、文章の書き方、画像の選び方)
  • 機能要件(問い合わせフォーム、決済機能、会員登録など)
  • SEO対策(検索キーワード、コンテンツ戦略)


「なんとなくデザインをかっこいいものに変えたい」「ただ閲覧数を増やしたい」というぼんやりとしたイメージでは、効果の出るホームページは作れません。

例えば「求人を募集しているがなかなか応募数が伸びない」といった課題がある場合、「ホームページを作って求人応募数をアップさせたい」と考える方は多いと思います。

そこからさらに掘り下げて、「『現在転職活動中、転職を考えている地方在住の20~30代の男女』に『この会社で働きたい、面接を受けてみたいと思われるような』ホームページにしよう!」というように『誰に』・『どんなアクションをしてもらうための』ホームページかというところまで考えてみましょう。

目的とターゲットを考える際のチェックポイント

  • ホームページを見てほしい具体的な人物像は?
  • その人たちにどんな行動をとってもらいたい?
  • 現在の課題や問題点は何?
  • ホームページで解決したいことは?
  • 競合他社と差別化したいポイントは?

Step2. これが重要!見積もりに必要となる基本項目

重要度: ★★★★

次に下記3点について考えましょう。
全て制作会社がその依頼を受けることができるかどうかに大きく関係する条件となります。制作会社はこれらの情報を基にご要望全体のバランスを考え、見積もりや提案内容を考えます。

  • 予算
  • 納期
  • 制作内容(デザイン/機能/ボリュームetc.)

予算について

制作会社は具体的な予算を伝えてもらうことでより的確なご提案ができるようになります。

予算の金額がアバウト過ぎるとご提案の方向性が不明確となるので、「○○万~○○万」と幅を持たせる場合にも、上限と下限の差が大きすぎない数字にしましょう。
予算によって、下記の要素に差が出てくるはずです。

  • その予算内で実現可能な機能やデザインの提案
  • 予算に応じた最適な制作手法の選択
  • 段階的な制作プランの提案

予算の伝え方のコツ

  • 良い例:「30万円程度で考えています」、「100万円を上限として、その範囲内で最適なプランを提案してください」
  • 避けたい例:「なるべく安くお願いします」、「10万円~100万円でお願いします」(幅が大きすぎる)

納期について

新規でのホームページ作成の場合は最短で1.5ヶ月~、工数に比例して必要な制作期間も大きくなっていきます。そのため、極端な例で言うと、「今日から1週間以内で新規のホームページを完成させて欲しい」という案件は受けることが難しくなります。

また、同じ制作内容であっても、制作期間と時期によって受注の可否やご提案内容は変わってきます。

お店のオープン日や助成金の手続きなどで必ず守らなければならない納期が決まっている場合は、理由もあわせて制作会社に伝えるようにしましょう。特に決まった納期が無い場合はその旨を伝えてください。制作会社から制作に必要な期間を提示されるでしょう。
通常の納期よりも急ぐ場合でも、10~20%UPの「特急料金」として対応してもらえるケースもあります。

制作内容について

続いてホームページのおおよその内容についても考えておきましょう。
同業他社のホームページなどを参考にすると決めやすいかと思います。

下記に検討しておきたい項目とその例を挙げます。

  • デザインの方向性:暖色を基調に親しみやすいデザイン、モノクロでスタイリッシュなデザイン、カジュアルな印象のデザイン、上品で信頼感のあるデザイン
  • 機能:問い合わせフォーム、予約システム、お知らせ投稿機能(CMS)、決済機能、会員登録・ログイン機能
  • ページ構成:ホームページに必要な最低限のページ構成でよい、採用ページは作り込みたい、ブログ機能が欲しい、商品カタログページが必要

詳細な部分は制作会社が提案しますので、事前に考えられる範囲で大丈夫です。

Step3. できる限り検討しよう!見積もりをよりスムーズにする要素

重要度:★★ ★

上記「2」で挙げた基本項目の優先順位

制作会社は出来る限りお客様のご要望を叶えられるよう提案内容を考えますが、全てが当初の希望通りにいかないこともあります。
あらかじめ「Step2」で挙げた3点(予算・納期・制作内容)の優先順位を決めておくと、スムーズに進みます。

優先順位を決めるメリット

  • 迷いが少なくなり、迅速な意思決定が可能なので、判断が早くなる
  • 何を譲って何を守るべきかが明確になり、妥協点が見つかりやすい
  • お互いの期待値を合わせやすく、制作会社との認識のズレを防げる

例えば予算と納期が合わないといった場合、
・予算が最優先なので、納期を希望よりも後ろにズラしてもいい
・ホームページの公開日を変更することはできないので、特急料金を払ってでも納期を優先したい
など、最優先にしたいこと・変更してもかまわないことを決めておくとスムーズに進みます。

優先順位を決める際のチェックポイント

  • 絶対に譲れない条件は何か?
  • 調整可能な条件は何か?
  • 最悪の場合、どこまで妥協できるか?
  • 段階的に実現することは可能か?

Step4. あればなお良し!考えておくとベターな項目

重要度:★★

参考サイトの準備

作成したいホームページのイメージに近いものがあれば、制作会社とイメージのズレが少なくなりより的確な提案につながります。
特にはじめてホームページ制作の依頼をする方は複数参考サイトを集めるとよいでしょう。

制作会社には参考サイトのURLだけでなく、デザインや構成、カラーなど何を参考にするのか、気に入ってるポイントはどこなのかを伝えましょう。

制作会社に伝えるポイント

  • デザイン面(カラー、レイアウト、フォント、写真の使い方 etc.)
  • 構成面(ページ構成、ナビゲーション、情報の配置 etc.)
  • 機能面(どの機能が気に入っているか etc.)
  • 気に入っているポイント(具体的にどこが良いのか etc.)

コンテンツ(画像や原稿)の調達方法

ホームページで使用する画像や原稿は、お客様自身で準備する・制作会社が準備する・カメラマンやライターに依頼するなど様々な調達方法があります。

調達方法の選択肢

調達方法メリットデメリット費用目安
お客様自身で準備コスト削減、オリジナリティ時間がかかる、品質にばらつき無料~数万円
制作会社が準備一括対応、品質統一コストが高い10万円~
専門業者に依頼高品質、専門性コストが高い、調整が必要5万円~

調達方法によって品質や費用も変わってくるため、誰がどんな方法で準備するかも考えておくとよいでしょう。

RFP(提案依頼書)の作成

RFP(=提案依頼書)は要望・依頼内容を文書にまとめた資料のことです。

書式や記載する内容が決まっているわけではないので、この記事でこれまでにあげた項目について自由に書いたもので構いません。事前に文書でまとめておくことで要望の伝達もれが無く、双方の見識のズレを防ぐことができます。

RFPを作成するメリット

  • 要望の伝達もれが無い:必要な情報が漏れなく伝わる
  • 双方の認識のズレを防げる:お互いの理解が一致する
  • 比較検討がしやすい:複数の制作会社から同じ条件で見積もりを取得可能
  • 後から振り返りやすい:決定事項の記録として活用

RFPは必ず準備しないといけないということはありません。
・予算が100万円以上の案件
・クライアント側の担当者が複数いる案件
といった比較的大規模な案件の場合には用意すると良いでしょう。

まとめ

この記事では、ホームページ制作依頼前に準備しておくべき項目を4つのステップに分けてご紹介しました。

  • Step1:目的とターゲットの明確化(最重要)
  • Step2:予算・納期・制作内容の検討(必須)
  • Step3:基本項目の優先順位決定(推奨)
  • Step4:参考サイト・コンテンツ調達・RFPの準備(あればベター)

この記事でまとめた項目を全て詳細に決めておかなければいけないということはありません。合同会社ギャラクタスではヒアリングを重ねながらお客様に最適なプランをご提案します。

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